2020年6月1日

東京は何やら普段の生活の雰囲気を出そうとしている。建設現場はこの宣言下の世界をほぼ変わらず、パスしたように思える。現場検査などリモートでできるだろう。しかし、概ねモニターを介して表示される(3次元の)空間を理解するのは極めて脳を疲弊させる、と感じている。まったく認知が変わらないひとがおられるのであれは、それはわたしの知能が時代遅れなのかもしれない。学生時建築家先生のひとりは、人間は立体を認知することは不得意なのだ、と仰っていた。だから模型をつくる、と。インフルエンザのようにサンプル採取すれば10分程度でジャッジできるキットがあれば、と思う。ワクチンは運用までおおよそ数年かかる。不安なことは、ウイルスの所在が分からないこと、なのではないか。ジャッジキットの開発と運用、それを基にした「新しい生活様式」を願う。