2020年1月14日
7時56発はやぶさで仙台へ。10時より壁式RC造住宅の配筋検査。おおむね問題ないが、電気配管の埋設状況に対して是正指示。SOYsource事務所に移動し、木造ラーメン造住宅の見積もり図打ち合わせ。そのほか新規プロジェクトについてもお話をいただく。仙台駅前でレンタカーをピックし金蛇水神社ビジターセンターの構造現場見学会へ向かう。JIA東北の主催で設計者の斎藤さんに案内していただく。改修コンペには佐野健太事務所とファイナルのプレゼンテーションに参加したことからその後の計画変遷も気になっていた。改修ではなく、庭園も古い茶屋も含めて新築計画でリスタートしていた。その経緯は知る由もないが円形の仲見世通り抜けを建物中央に配した木造ブレース構造として実現されていた。同心円状のプランに疑問だが、デザインの意図はわかる。上棟式と合わせたイベントだったようである。30分ほどで退出し、松本純一郎事務所と協働している名取の住宅の現場に立ち寄る。敷地に近づくにつれ、5年前に小村井さんと震災後の調査に訪れた地域であることが分かった。いまだに仮設の市場店舗はあるがもはや周りはボンエルフ状の規模の大きい住宅地であることから閑散としている。大きな保育園も完成し送迎時間のため親子とその車でいっぱいである。10年前に形成された宅地の1住戸を建て替えるプロジェクトだが、その意義について時間の流れが速すぎて思考が追い付いていない感覚になる。その後仙台駅から帰京。