2021月7月1日

弊社の名刺はグラフィックデザイナーの木村さんに依頼している。建築家の結城さんの名刺のデザインを拝見して、このデザインで新事務所の名刺を作りたい、紹介してください!と結城さんにお願いし、木村さんに快諾いただいた。わたしたちが提示したのは、弊社のメインメッセージと必要な名刺情報だけであった。文字レイアウトには黄金比や木村さんの感覚で、その一文字一文字(1単語ごとでなく!)の「余白」が丁寧にデザインされている。ともすれば、文字しか配置されていないので、既製のイラストソフトで、文書ソフトで真似ものはわたしたちでも作れる。しかし、デザインされた余白により美しく、認識しやすい情報が配置され、デザインの恩恵を感じるのである。一昨年の年賀状には、Times New Romanフォントのオリジンともいう、石板をイタリアのある地で紙で鉛筆トレースされたことが書いてあったっけ。木村さんは、文字のプロフェッショナルである。木村さんのデザインに出会えた縁に感謝。