2020年 10月

  • 2020年10月1日

    2020年10月1日

    例年7月バカンスの時期に開催されるツールドフランスは、9月に行われ大過なく選手たちはシャンゼリゼにゴールした。「連続する7日間に選手・スタッフを含むチーム関係者に2人の陽性が出れば大会から除外」というツーストライクルール、ゴールや沿道への観客制限、およそ500人ほどがフランス各地を滞在移動するわけだから、感染拡大のリスクも大きい。しかし、ニュースで確認できたのは、ツール総合ディレクターの退場復帰のほか、スタッフに何人かの感染である。もちろん観客の検査結果はピックアップされていない。ただ、ツールが大過なく実施されたことで、ヨーロッパのスポーツ界はひとつの好例を得ただろう。オリンピック、フットボールワールドカップ、ツールドフランスがワールドスポーツのなかで、規模、費用、観客数などん観点から三大スポーツと呼ばれている。このままいくと、東京オリンピックも行う気がしてならない。しかし、PCR検査に先立ち、流通してもいないワクチンの市民無償提供がニュースとなる日本で、システマチックなリスクヘッジはできないであろう。自衛しかないのだろうか?