2019年10月7日

まだ夜が明けない6時発Atoch Renfe駅からAVEに乗り3時間でBarcelana Sants駅へ。時速300kmの表示に驚く。15年前に来たバルセロナの町はそのまま時を経ているようだ。マドリッドに比べて古めかしい。ちょうど東京と京都のような街の時間経過に似ている。直ー接IASSカンファレンス会場へ向かいレジストレーション。そのまま近くのミースのバルセロナパビリオンを再訪。両先生と屋根仕上げライトコートについて議論。基礎ピットが非常に深くとられていることが分かった。屋根は樋などはなく先端垂れ流しのおさまりである。さらにロジャースによってリノベーションといっても外装レンガ壁のみ存置されたLas Arenas ショッピングモールへ。円筒状のレンガ造壁が上下辺でPCパネルにサンドイッチされ上部からつられている。レンガ壁下端ははつられたまま切断面を見せる意匠としていることが印象的。内部はバラハス空港と同じく鉄骨線材によるダイアゴナル部材構成によりダイナミックな構造が大げさでなく見ごたえのある空間を実現している。ホテル移動後、サグラダファミリアへ向かうも内部空間は2日先までオンライン予約がいっぱいであるとのこと。それにしても15年前に比べて、何倍もの観光客と、目測で1.5倍程度に大きくなった建物の威容に驚き。これが2026年完成までにさらに1.5倍の規模になりそうだ。再訪する価値はあるだろう。カサミラについてはレンガリブボールトで作られた屋根裏空間のミュージアムができており、20Euroの入場料に見合った見学内容が整備されている。ここも屋上と一部の住居が見れた程度であったと記憶している。伊藤先生の知人とLas Arenasで談笑、手土産セレモニーを行い。IASSのオープニングバンケットへ参加するが、会場が通路脇での立食のため、3日後の発表会場を下見して早々に退出する。師匠の今川さんと再会、近況報告できたことが幸いであった。